相談できる美容室 大阪市天王寺区六万体町 四天王寺前夕陽ヶ丘駅より徒歩1分
先日、子供がお風呂で髪を洗わせてくれないというお悩みを頂きました。
月齢が小さいお子さんの場合、頭を洗うのは本当に大変ですよね!
そこで今回は、美容師の知識を持つお風呂担当の父親としてお話しさせて頂きますね。
まず子供が洗髪を嫌がる理由を考えていきましょう!
1、目に入るとしみる
2、顔に水が掛かるのが嫌
3、シャンプーの力が強くて痛い
4、とにかく嫌!
こういった事が原因になっているのではないでしょうか?
シャンプーや石鹸は目に入るとしみます。
しみる=痛いということですので、当然子供さんは嫌がります。
出来るだけ目に入らないように工夫をしてあげると良いでしょう。
・お父さんやお母さんの膝の上で(あぐらをかいて寝かして)仰向けにし洗う。
・少し大きいお子さんであれば下を向かせしっかりと目をつぶってもらう。
・シャンプーハットを使う。(流し残しが出来やすいので注意して下さい。)
頭を洗う事は痛いことだ!と子供が感じてしまうと、次は洗わせてくれません。
出来るだけ気を付けてあげましょうね♪
子供さんによっては顔に水が掛かることを凄く嫌がる子もいます。
そこで、仰向けに寝かしてから流すと顔に水は掛かりづらいです。
ただし、シャワーを頭皮から離して洗っていると水が飛び散り顔に掛かります!
なので、シャワーは頭皮にピッタリとつけるか、なるべく近づけて流してあげましょう。
特に生え際は水が飛び散りやすいのでご注意くださいね。
また、お父さんやお母さんが子供の顔を覗き込むようにしていると、髪や体についた水滴がポタポタと子供さんの顔に落ちることがあります。
細かいことですが、子供は凄く嫌な顔をするので気を付けてあげて下さいね。
とは言え子供がいつまでもおとなしく親の膝の上で寝ている訳がありません・・・
いつかは顔に水が掛かることにも慣れていかなければなりません!
そこで、
顔に水が掛かる事が楽しいと感じてもらうことが大切です。
僕は子供と思いっきりお風呂で遊んでいます♪
遊んでいれば当然顔に水は掛かります。
最初は嫌がりますが、段々と慣れてきて気にしなくなります。
完全に慣れてきたらシャワーを自分の頭に掛けて遊んでいる姿を子供に見せます。
シャワーは気持ち良いな~♪
シャワーは楽しいな~♪
という感じに。
子供が興味を示しだすと少しシャワーに近づこうとします。
そのタイミングを見て子供にも少し掛けてあげます。
出来れば水圧は弱めで!
遊んでいるんだという感覚が大切ですよ♪
最初は嫌がりますが、「楽しいな~!」と笑顔で楽しそうな姿を見せていると子供も笑顔になってきます。
おかげで今ではうちの子供は頭からシャワーをかけても笑っています。
これが出来ればシャンプーを流し残しにくくなる上に顔もしっかり洗えます。
でも無理はせずに、嫌がる時は顔に水が掛からないようにしてあげて下さいね。
早く流したい親の気持ちもわかりますが、子供が嫌がっているのに強引に頭から洗面器でバシャーっと掛けちゃったら当分は流させてくれませんからね・・・
子供の肌はまだ未発達で軟らかいです。
その為、大人が気持ちが良いと感じる強さでは痛い場合があります。
掻くと力が入りやすいので、マッサージのように揉みながら洗うのがおススメ!
これは大人も同じなのですが、掻くシャンプーは頭皮を傷つけます。
優しくマッサージしながら洗えば頭皮は傷付きけません。
もちろんしっかりと汚れも落ちます。
さらに、優しくマッサージしながら洗ってあげていると子供が寝てしまうことがあります。
気持ち良かったんでしょうね♪
※力が強いと嫌がるのはシャンプーの時だけではありません!
シャワーの水圧も要注意!
大人からすればちょっと弱いかなというくらいの水圧で十分です。
また、タオルで体を拭く時も力が強ければ痛いです。
体に付いた水気はこすらなくてもタオルで押さえるように拭いてあげると取れますよ。
こんな場合は大変ですよね!
ですがその原因はあなたかも!
子供は凄く賢いです。
自分にとって嫌な事はしっかり覚えています!
強引に洗ったりしていると子供にとっては苦痛です。
出来るだけ嫌な原因を取り除いてあげましょうね。
人によっては一生懸命になると凄く怖い顔になる方がいらっしゃいます。
怖い顔になっていると子供さんも不安ですよね・・・
大変なときこそ笑顔で接してみてはいかがでしょうか??
それでもダメな時はあります。
うちの子も何をしてもダメな場合があります。
そんな日は無理をせずにあきらめて下さい!
洗ってあげれるところだけで結構です。
無理をして嫌がられては明日からが大変ですし、石鹸などの洗浄成分は流し残すと痒みの原因になることがあります。
僕は最初に膝の上で髪を流してみて無理だと感じたらシャワーでしっかり流しておしまいにします。
こちらは皮脂の分泌量を表したグラフです。
見て頂くとわかりますが月齢が幼いほど皮脂の分泌は少ないです。
特に幼い間は女の子よりも男の子の方が皮脂の分泌は少ないです。
皮脂は肌を外的な刺激から守る保護膜です。
シャンプーや石鹸での洗いすぎは子供から皮脂を必要以上に奪い、外からの刺激によって肌はダメージしていきます。
肌を清潔に保つ事は大事ですが、やり過ぎは良くないです。
僕は、子供の状態に合わせて石鹸で洗うか流すだけにするかを分けています。
洗いすぎた場合は痒みが出ます。
いつも痒くなるのなら、子供はお風呂が嫌になります。
しっかりと流すだけでも汚れはある程度落ちますので、状態を見ながら皮脂を落とし過ぎないようにしてあげて下さいね。
※皮脂を取り過ぎて痒みが出ている子供さんにはホホバオイルがおススメです。
ホホバはベビーマッサージにも使われるほど安全性が高く、分子構造が皮脂に似ているため皮脂の役割もしてくれます。
アトピー性皮膚炎のお子さんにも使えますのでご安心を。
ただし、余計なものが入っていない天然オーガニック100%のものにしてくださいね。
子供をお風呂に入れるのは本当に大変です。
特にまだ言葉が離せない子供さんの場合は苦労も多いと思います。
今回は僕が気を付けている点をまとめて書いてみましたが、いかがでしたでしょうか?
子供は一人一人違い、反応も全然違いますので全ての子供さんに合うわけではないと思います。
ご自分のお子さんにはどういった方法が合うのか、子供の様子をゆっくり見ながら焦らず考えていっても良いかもしれませんね。
今は嫌がって大変なお子さんも、いつか必ず出来る時が来ると思います。
焦らずゆっくりとその子のペースに合わせて進んでいって下さいね。
色々なことが早く出来る様になって欲しいと望むけれど、出来たら出来たで寂しく感じるのが親というものですから♪
平井 伸典
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