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先日シャンプーで頭皮が痒くなったという相談を頂きました。
そこで、今回はシャンプーで頭皮が痒くなる原因をお伝えしていきますね。
シャンプーには色々な種類があります。
高級アルコール系
表示名称・・・ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Na
洗浄力 ◎ 泡立ち ◎ 刺激性 ×
一般的なシャンプーに多く使われている。
洗浄力が高い。
アミノ酸系
表示名称・・・ココイルグルタミン酸TEA、ココイルメチルアラニンNa
ココイルメチルタウリンNa
洗浄力 △ 泡立ち △ 刺激性 ◎
ダメージケアシャンプーや低刺激シャンプー等に使われる。
洗い上がりはしっとりとしている。
(流してもヌルヌル感が残る)
酸性石鹸系
表示名称・・・ラウレス‐4カルボン酸Na
洗浄力 〇 泡立ち 〇 刺激性 〇
ダメージケアシャンプーや低刺激性シャンプーに使われる。
石鹸系(アルカリ)
表示名称・・・カリ石鹸素地
洗浄力 ◎ 泡立ち ◎ 刺激性 ×
アルカリ性なので髪がきしむ。
クレンジングや脂性肌用に使われる。
両性系
表示名称・・・コカミドプロピルベタイン、ラウラミドプロピルベタイン
ココアンホ酢酸Na
洗浄力 〇 泡立ち △ 刺激性 ◎
高級アルコール系とアミノ酸系の中間。
単独で使われる事は少なく、他の活性剤と組み合わせて使われる事が多い。
刺激性に「×」が付いているものは洗浄力が高く脂分を取り除く力が強いので、
頭皮が乾燥して痒みが出る事が多いです。
アミノ酸系は低刺激なので安心して使っていただけますが、まれに痒みが出る方がいらっしゃいます。
流しても流れにくく、肌の表面に残ることが原因だと考えられます。
アミノ酸系で痒みが出る方は、高級アルコール系のほうが肌に残りにくいので合う場合がありますよ。
酸性石鹸系は安全性が高いのですが、流し残すと菌のエサになり痒みを生じることがあります。
どれも良い所と悪い所があるので、自分は何で痒みが出るかを知ることが大切です。
シャンプーは地肌に残すと痒みが出ることがあります。
シャンプーを買い替える前にしっかりと流しきれているかを確認してください。
頭のてっぺんからシャンプーを付け、流す時は後頭部にシャワーを当てて流される方がいます。
一部に多くつけると残り易い上に、付けた場所と違う所を一生懸命流しても取れません。
シャンプーは髪全体にまんべんなく付け、流す時も頭全体にシャワーを当てて下さいね。
また、あまり頭を洗わない方の場合、皮脂が酸化すると痒みが出ます。
頭皮は丁寧に洗い流し清潔に保って下さいね。
シャンプーだけでなく、お風呂で使うトリートメントは頭皮に残すと痒みが出ます。
リンスやコンディショナーも同じです。
お風呂で使うトリートメントは内部補修を目的としています。
手触りを良くする為に軽く流し、あえて髪に残す方がいらっしゃいますが、ボリュームダウンや痒みの原因になります。
手触りは流さないトリートメントで作り、お風呂のトリートメントはしっかりと洗い流すようにしてください。
頭皮の痒みと言っても様々です。
決してシャンプーの値段の差だけで痒さが変わるという訳ではありません。
(安価なものの場合は痒みの出るものも多いですが・・・汗)
何に反応して痒くなるかを探り、自分に合ったシャンプーを選んでくださいね。
解らない場合は担当の美容師さんに相談してみるのが一番です。
平井 伸典
TEL 06-6776-2771 予約制
大阪市天王寺区六万体町4-18 カセタニビル2F